メガネ歴史物語|第5回:技術の極致「鯖江」の誇り。日本が世界に誇るチタンフレームの誕生

2026.02.19

メガネ歴史物語|第5回:技術の極致「鯖江」の誇り。日本が世界に誇るチタンフレームの誕生

メガネの歴史を大きく変えたのは、ヨーロッパの貴族や化学者だけではありません。ここ日本、福井県鯖江市の職人たちが起こした「チタン革命」は、現代の世界標準を創り出しました。今回は、日本が世界に誇る技術の物語です。

こんにちは、72eyeworksです。

シリーズ第5回は、いよいよ「メイド・イン・ジャパン」の真骨頂が登場します。今では高級メガネの代名詞となっている「チタンフレーム」ですが、これを世界で初めて実用化したのは、日本の鯖江の職人たちでした。

「加工不可能」と言われた素材への挑戦

1980年代初頭まで、メガネの主流はニッケル合金などの重い金属でした。「軽くて、強くて、錆びない」理想の素材としてチタンは知られていましたが、あまりの硬さと酸化の早さに、加工は不可能だと世界中が諦めていました。

そんな中、鯖江の職人たちは諦めませんでした。専用の金型を開発し、酸素を遮断した特殊な環境で溶接する技術を編み出し、1981年、ついに世界初の純チタンフレームを完成させたのです。

メガネ歴史Q&A(第5回:チタンの凄さ)

Q:なぜ世界中で鯖江だけがチタン加工に成功したのですか?
A:鯖江には、冬の農閑期に培われた緻密な手仕事の伝統と、新しい技術を貪欲に取り入れる「職人魂(クラフトマンシップ)」があったからです。一度決めたらやり抜く執念が、不可能を可能にしました。

Q:チタンメガネの最大のメリットは何ですか?
A:何よりも「軽さ」です。従来の金属の約半分ほどの重さでありながら、強度は抜群。さらに金属アレルギーを極めて起こしにくいという、肌への優しさも兼ね備えています。

Q:最近よく聞く「β(ベータ)チタン」とは何ですか?
A:チタンに他の金属を混ぜた合金で、バネのような「しなやかさ」が特徴です。これにより、顔を締め付けないソフトな掛け心地が可能になりました。鯖江の技術は、今も進化し続けています。

鯖江のチタンは、世界のスタンダードへ

鯖江が生んだチタンフレームは、またたく間に世界を席巻しました。現在、世界で流通しているチタンフレームの多くが、今なお鯖江の技術をルーツに持っています。

私たちが当たり前のように享受している「軽くて疲れない」という体験は、40年前の職人たちが流した汗と涙の結晶なのです。

まとめ:職人の誇りを、その鼻先に

メガネ一本の重さが、数グラム変わるだけで、一日の疲れは劇的に変わります。鯖江のチタンフレームは、まさに「使う人のことを想う」日本らしいモノづくりの象徴です。

72eyeworksでも、鯖江が誇る最高品質のチタンフレームを厳選して取り扱っています。その驚きの軽さを、ぜひ店頭で手に取って、職人たちの誇りを感じてみてください。次回は、時代を象徴するメガネの「形(シェイプ)」の変遷についてお話しします。

🗺 世界を驚かせた「鯖江の技術」を北鴻巣で

〒365-0064 埼玉県鴻巣市赤見台1丁目7-3
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北鴻巣駅東口から徒歩1分。しなやかで軽い、一生モノのチタンフレームをご提案します。